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ミャンマー語のフォント問題って何のこと?

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ミャンマー語のフォント問題の解決策

ミャンマーにおいてネットビジネス参入者を悩ます問題にフォント問題があります。

よく取り上げられるこのミャンマー語フォント問題ってなんなのでしょうか?

Webにおけるミャンマーフォント問題は大きく2つに分けられます。

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ミャンマー語フォント問題2つ

  1. 既存のミャンマー語のサイトが文字化けして読めない
  2. ミャンマー語のサイトを作ると文字化けしてしまう、仮に文字化けしないまでもどのフォントを選んでも不具合が生じる

1つ目の問題は、パソコンやスマートフォンにフォントをインストールすれば解決することなのでここでは割愛させていただきます。

深刻なのは2つ目の問題でIT関係者の間では早い時期から問題視されてきたのですが、政府や一般人が関心を示さずにいたため長いこと放置されていました。

2015年くらいからやっと政府は事の重要性に気付き2016年から具体的な対処を始めています。

両者とも問題の元凶はミャンマー人の多数派が使っている “Zawgyi”(ゾーヂー)というフォントがUnicodeに対応していないためです。

通常私たちがネットで閲覧する海外のサイトはどの国であれ文字が難なく読めるようになっています。

どの国のフォントもUnicodeという世界標準の文字言語システムに則り作成されているからです。

ミャンマーの場合、長い間アメリカをはじめとする海外の国々と国交を断絶していたためマイクロソフトのWindowsもアップルのMacintoshもサポートしてきませんでした。

そのためミャンマーでは独自の文字コード独自のキーボード配列で作ったフォントを使っていました。

独自文字コードも一種類ではなく数種類あります、このため、サイト閲覧時に様々な不具合が生じていました。

だったらすぐに、国民全員にUnicodeに対応したフォントを使わせればいいじゃない?

はい、その通りで事の重要性に気づいた政府は2016年に入ってから官公庁、学校、大手企業で使用するコンピューターやスマートフォンの文字をUnicodeフォントに統一する指導を開始しました。

しかし、一般人は未だ “Zawgyi”(ゾーヂー)フォントを使っていますし、切り替える気配がありません。

なぜならミャンマー人同士でフェイスブックViberなどのSNSを使う分には支障がないし、実際その使い方しかしていないからです。

例えば海外に暮らすミャンマー人が発信しているブログを読もうとすれば高い確率で文字化けするでしょう、しかしミャンマー人のほとんどはWebでネットサーフィンするという使い方は今のところしていません

ミャンマー人が“Zawgyi”からUnicodeフォントへの切り替えに億劫がっているもう一つの理由はキーボードの配列が違うからです

同じ文字を打つのに今まで押していたキーとは場所がかわるので、一つ一つ覚えなおさなければいけません。彼らのとってこれは大きな負担です。

ということで、ミャンマーに暮らすミャンマー人向けのサイトをUnicodeフォントで作ると彼らのスマホにはUnicodeフォントがインストールされていない為文字化けするのです。

だったら、“Zawgyi”でとりあえず作っておいて後で時期が来たら変換ソフトでUnicodeフォントに変換して作り直せばいいじゃないか?

はい、そうできれば理想なのですが事はそう簡単ではありません。

まず、“Zawgyi”(ゾーヂーワン)で作ったサイトはグーグルやヤフーで検索しても検索結果には現れません、つまりインデックスされないということです。

それから、“Zawgyi”からUnicodeフォントに変換するソフトは今のところ存在しません。

現在いくつかの変換サイトが登場しています。

http://www.rabbit-converter.org/Rabbit/

http://www.mcf.org.mm/myanmar-unicode-converter/

http://www.myanmarengineer.org/converter/fontconv.htm

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一つのモデルケースとしてのやり方を紹介

ですので提案できるやり方の一つとして、とりあえず“Zawgyi”フォントでサイトを立ち上げ当面それでサイト運営していきます。

サイトプロモーションにはフェイスブックを活用します。

そしてやがて人々がUnicodeフォントに切り替えはじめるころを見計らい、Unicodeフォントでサイトを作りなおすか、またはUnicodeフォントで作った新しいサイトを別に立ち上げるという方法です。

実際にこのやり方でサイトを運営しているネットショッピングサイトがあります。

それがこちら。

ショップコムと言うサイトです。

このサイトではフォントに“Zawgyi”が使われています。

繰り返しますが、このやり方ですといつか時期が来たらUnicodeフォントでサイトを作り直さなければいけません。(あるいは新たにUnicodeフォントで作ったサイトを立ち上げる)

当分Webフォントは鉄則

Zawgyi”にせよUnicodeフォントにせよそれでサイトを作るときにはWebフォントで作るのが鉄則です。

通常フォントはあらかじめパソコン、スマホにインストールされているものを使用しますが、

Webフォントですと、パソコンにインストールされていないフォントでも文字化けさせずに表示させられるようになります。

元来、Webブラウザは端末にインストールされているフォントを呼び出し文字を表示する。端末のフォント如何では、Webデザイナーが意図しないWeb表示がなされてしまい、またフォントに関するWebデザインに制約が生じてしまう。フォントを画像にして表示するという手はあったが、文章修正のメンテナンス、文章の検索といった点で問題がある。そこでWebサーバー上にフォントファイルを置き、Webデザイナーの意図するフォントを表示できるようにした技術がWebフォントである。

出典:wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Web%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%88

実際に文字化けさせずにミャンマー語を表示させているサイトにBBCミャンマー語ニュースサイトがあります。
このサイトではWebフォントを採用していると思われます。

当サイトは一時Webフォントを採用していましたが、どういうわけか一部のiPhonで文字化けしているのが発覚しWebフォント使用を中止した経緯があります。

個人のサイトでWebフォントを使用する場合は、ある程度のスキルが必要になりそうです。

しかし、Webフォント使用をしようして文字化けしないサイト構築に成功したところでミャンマー人に見てもらえるサイトになるかは別問題です。

ミャンマーでネットビジネスを展開する時の4つの重要ポイント

1.Facebook に力を入れる
現時点ではミャンマーで圧倒的に強いFacebook。これを無視するわけにはいかない。

2. WEBサイトのデザインはスマホでも読みやすいようにする。
最近、日本でもWEBサイトのスマホ対応が重要視されるようなってきた。
ミャンマーでは、スマホで見る人が圧倒的に多い。よってスマホ対応は、より重要だ。

表示幅に合わせてレイアウトが自動で変わるレスポンシブデザイン、パソコンとスマホを自動認識してそれぞれデザインを変えるなどの対処が必要だ。

3.ミャンマー語フォントはWEBフォントを利用し、どんな環境でも読めるようにする
どんなパソコン、スマホでもミャンマー語がちゃんと読めるように、フォントはWEBフォントを利用する必要がある。
フリーで利用できるWEBフォントが既にいくつかある。
また、WEBフォントを使うにしてもできるだけUnicodeに準拠したミャンマー語フォントにすべきだが、ユーザー入力が必要なページがある場合などは Zawgyi-One を使わざるを得ない。

4.写真などの重いデータは極力軽くする
ネット回線が遅いため、写真などはできるだけ軽いデータになるよう心がける。

出典: http://asiasns.jp/mmrwebsitepoint-1458

と言うことでミャンマー語サイトを作ってミャンマー人にプロモーションは、今のところグーグルは頼りにできませんのでSNSを中止に行います。

【朗報】マイクロソフトがZawgyi系フォントからUnicode系フォントへの移行協力を表明 実現は2017年

ミャンマーで広く使用されているZawgyi(ゾージー)系フォントをUnicode(ユニコード)系のフォントに移行するため、米国マイクロソフトが協力を打診していることがわかった。

ミャンマーコンピューター協会のトゥン・トゥラ・テ事務局長は「マイクロソフトが協力したいとの打診があった。ウインドウズOSと技術を使用して、スムースに移行できるよう協力すると言っている。移行期間は6か月から9か月とのこと」とコメントした。

Googleが提供するサービスや、マイクロソフトの様々なソフトを利用するにはUnicode系のフォントを使用することが不可欠だが、ミャンマー国内のユーザーの90%以上はZawgyi系フォントを使用しているため、Unicode系フォントへの移行は困難が伴うとみられている。
[7Day Daily] 2016/11/1

出典:http://myanmarjapon.com/newsdigest/2016/11/10-001359.php

これが実現されればキーボード位置は変わらず、Zawgyi(ゾージー)系フォントからUnicode(ユニコード)系のフォントに移行できるようになるかもしれません。かなり画期的な事です。

まとめです

この問題ネット取引決済方法の問題でミャンマーでのネットショッピング業界はまだ最初の一歩を踏み出したところで停滞したままです。

クレジットカード保有者も一部の富裕層のみで国民全体の3%以下と思われます。

ただこれから急にインフラの整備が進み、デビッドカードかあるいはなにかほかのネット決済システムが取り入れられる可能性は十分あります。

こんな状況ですので、ネットビジネス参入希望者は今からスタートしてもまだ間に合うということだと思います。

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